キサラギの前に突如現れた謎の少女。キサラギは自身の髪飾りと似たものがノエルにもあったことから、彼女がゲッコウガのポケ擬なのではないかと早い段階で気づいていた。
その後もキサラギの前に現れては、意味深な言葉を投げかけていた。それは、まるで「明日」というものを否定するようなものだった。彼女としては、なんでキサラギが気になるのかはわかってはいなかった。
その後もキサラギの前に現れては、意味深な言葉を投げかけていた。それは、まるで「明日」というものを否定するようなものだった。彼女としては、なんでキサラギが気になるのかはわかってはいなかった。
特性へんげんじざいにより、発動する技でタイプが変わる。ふぶきをメインで扱うため、氷タイプとなっている場合が多い。
何故ノエルだけが生き残ったのかは定かではないが、そもそもこの兵器は永遠の命を与えるために作られたものを改造したもののため、何かしらの副作用が彼女にも偶然宿ったのではないかと推測される。
なんとか生きようとするが、密かに続く争い、永遠の命を持ったことによる愛する者の死との対峙、辛い経験が彼女の心を壊していった。
何度も何度も抗えど、変わらない死との対峙、終わらぬ争い。気がつけば、明日という存在が嫌になっていた。死にたくても死なないこの運命を呪い、醜い世界を嫌でもずっと見てきた彼女にとって、明日に期待しても結局何も変わらないと思うようになっていたのだった。
しかし、ザイデンという科学者に永遠の命を狙われて捕まってしまった時、絶対に助けたいというキサラギのまっすぐな思いが彼女の心を動かした。嬉しいとも悲しいとも違うその感情は、彼女がいつの間にか忘れていた、言葉にはできない暖かいものだった。
そして事件解決後、 キサラギたちから「楽しい思い出をいっぱい作れるはず」という理由でカロススクワッドに入らないかと誘われる。彼女は「余計なお世話」と言いつつも、その誘いを受けるのであった。
実はキサラギの先祖。彼女がキサラギを気にかけていたのは、一種の母性本能が働いた結果とリッカは推測している。不老不死が起こした奇跡の再会だったのだ。
「ノエル。それが私の名前。頼りにしてくれても構わないわ。力になれることは、自覚してる。少なくとも、あなたよりかは長く生きてるもの」
「あれだけの無茶をするんだから、放っておけないわよね。それに、明日が変わる瞬間を見せてくれた。だから……短い間だけど、よろしく。いや、あなた達にとっては一生…だったかしら?」